ペルゴレージ『聖母マリアの夕べの祈り』【日本初演】

エルヴィオ・ソーヌスは、今までハイドン、バッハ、ブラームス、

メンデルスゾーンと、ドイツ語圏の作品を取り上げてきました。
今回、第四回目にして初めてイタリアの作曲家
ペルゴレージを取り上げます。
曲は『聖母マリアの夕べの祈り』。ペルゴレージにこんな曲あった?
と思われる方も多いと思いますが、
この曲はペルゴレージの初期のヴィヴァルディ風の作品から
晩年の名作「サルヴェ・レジナ」までを音楽学者マルコム・ブルーノが、
『聖母マリアの夕べの祈り』という大作に再構成した
ペルゴレージの魅力が凝縮された作品です。
全47曲からなり、そのうち半分が合唱曲で演奏時間は2時間弱です。
合唱は、基本S1・S2・A・T・Bの5声部ですが、
5曲ほど更に二重合唱の10声部に分かれる曲があり、
アンサンブルの楽しさ(大変さ?)が満載です。
青木先生がずっと温めていたこの曲、しかも日本初演です。
優雅で煌びやかなペルゴレージの世界に浸ってみませんか。